日本維新の会が昨29日、憲法の破棄や国防費増額などを盛り込んだ政権公約を発表した。代表の石原慎太郎前東京都知事と代表代行の橋下徹大阪市長は記者会見で「賢く強い日本をつくるため《自主憲法》の制定が必要だ」と主張したという。これは別に驚くことではなく、若干の差があったものの、前から二人が公言して憚らなかった主張をすり合わせたものである。ただ日本国憲法第96条第1項に、憲法の改定のためには「各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」とある。だから改憲、いや壊憲を目論んでも現実味がないと思っていた。ところが26日、毎日新聞のインタビューに対し次のように答えている。
曰く「もし、選挙後、肝心なことを決めるのに過半数がいるのなら(自民党や民主党との連立に)協力する」云々。日本維新の会が自公民体制に対する「第3極」とマスメディアは騒いだが、何のことはない、別のシナリオがあるのである。つまり自公が圧勝すれば「肝心なことを決めるのに3分の2以上いるのなら協力する」というものであろう。ご存知、安倍晋三自民党総裁も壊憲論者である。石原慎太郎は作家だからシナリオを書くのはお手の物だ。タレント弁護士橋下徹は三文役者だからコロコロ変わる台本を臆面もなく演じてきた。この大衆演劇ともいえる劇場型選挙対策を、有権者はどう受け止めるだろうか。現状を俯瞰するとちょっと悲観的になってしまうが、憲法破壊は防がなければならない。日本が世界に誇る第九条を守らなければならない、ということを強く訴えてゆこうと思う。
曰く「もし、選挙後、肝心なことを決めるのに過半数がいるのなら(自民党や民主党との連立に)協力する」云々。日本維新の会が自公民体制に対する「第3極」とマスメディアは騒いだが、何のことはない、別のシナリオがあるのである。つまり自公が圧勝すれば「肝心なことを決めるのに3分の2以上いるのなら協力する」というものであろう。ご存知、安倍晋三自民党総裁も壊憲論者である。石原慎太郎は作家だからシナリオを書くのはお手の物だ。タレント弁護士橋下徹は三文役者だからコロコロ変わる台本を臆面もなく演じてきた。この大衆演劇ともいえる劇場型選挙対策を、有権者はどう受け止めるだろうか。現状を俯瞰するとちょっと悲観的になってしまうが、憲法破壊は防がなければならない。日本が世界に誇る第九条を守らなければならない、ということを強く訴えてゆこうと思う。
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