高市早苗首相の陣営が昨年の自民党総裁選および今年の衆院選で、対立候補を中傷する動画の作成・投稿に関与したとする「週刊文春」の報道(文春砲)が波紋を呼んでいる。文春側は、関連する動画制作者と首相秘書のやり取りとされる音声などを証拠として公開し、国会でも連日大きな論戦となっている。週刊文春は、高市の陣営が自民党総裁選やその後の衆院選において、他の候補者を貶めるための中傷動画を作成し、ソーシャルメディア上に投稿したと報じた。この疑惑を裏付けるものとして、文春は動画作成を依頼したとされる関係者と高市の事務所関係者との間で交わされた音声データ(Zoomでのやり取り)などを公開している。国会での対応と高市の主張この報道を受け、国会では野党からの厳しい追及が行われている。高市首相は国会答弁において、以下のような主張を展開している。関与の否定: 自身が直接指示を出したり、事務所として組織的に誹謗中傷を行ったりした事実はないと反論しています。 問題となっている音声の中には「秘書から怒られた」「キレられた」とするやり取りが含まれている旨を言及しつつも、録音データの詳細や秘書の行動については自身の把握が難しい部分もあるとしている。野党からなぜ週刊文春に対して法的措置や厳重抗議を行わないのかと問われ「売名行為に加担することになるため」といった理由などを挙げ、現時点で直接的な抗議は行っていないと説明した。
これを追いかけるように共同通信が、2025年の自民党総裁選で、高市陣営から相談され、対立候補に批判的な動画を作り、ソーシャルメディアで大量発信したとする会社役員の松井健氏の証言を報じた。共同通信の記事によると、松井氏は、総裁選の期間中だった2025年9月にオンライン会議で高市の秘書から、小泉進次郎を総裁選で逆転する策を相談されたと証言。松井氏は小泉への「ネガティブな発信」を提案したという。林芳正も対象とし、2人を取り上げた動画を生成AI(人工知能)で「1,000~1,500本」作り、ソーシャルメディアで拡散したと伝えた。X(旧ツイッター)などで約300個のアカウントを用意し、拡散した。総裁選後、投稿に使ったアカウントは削除したという。髙市早苗の弁解は誰がどう見ても苦しく、限りなく黒に近いグレーである。やはり首相の座を降りるべきだろう。2024年の兵庫県知事選をはじめ、地方選挙でも虚偽情報が広がっている。選挙におけるソーシャルメディア悪用がエスカレートする現状を見過ごすことはできない。
高市早苗陣営「誹謗中傷動画」「ネガキャン作戦」《秘書とのメール、ネット工作の全貌も》有料記事



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