2015年2月27日

特別展・京(みやこ)を描く

―洛中洛外図の時代―

日 時: 2015年3月1日(日)~4月12日(日) 10:00~18:00(金曜日は19:30まで)
会 場: 京都文化博物館4・3階特別展示室(アクセス
入 場: 一般1,200円(1,000円)大高生800円(600円)中小生400円(300円)カッコ内は前売り・団体
主 催: 京都府・京都文化博物館・国立歴史民俗博物館・NHK京都放送局・NHKプラネット近畿・京都新聞

国立歴史民俗博物館の国内有数の洛中洛外図屏風コレクションを中心としながら、醸成される京都文化と都市のありようを絵画、文献、考古資料など、多様な資料を用いて紹介致します。

2015年2月26日

今天馬上就先為各位送上春櫻盛開的三月月曆

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五歳になったばかりの孫がカレンダーを指さして「28日しかない」と言う。良く気が付いたと褒めたけど、何故28日か訊かれたら困っただろう。国立天文台の説明によると「最初に結論を書きますと、2月だけ28日しかないのも、うるう年に日数が変わるのも、どちらも古代ローマで使われていた暦において、現在の2月にあたる月が1年の終わりの月だったためです」という。なるほど。それはともかく、うかうかしていたら数日でもう三月だ。図はフェイスブックの台湾向け京都観光案内ページ "Visit Kyoto Tw" に掲載された三月のカレンダーである。花見をしたいとばかりに日本旅行を計画する台湾の人々は少なくないという。台湾にも無論のこと桜はあるが、色が濃いヤマザクラやカンザクラが多いようだ。だからソメイヨシノの淡くて薄いピンク色のはかない桜は、日本特有とも思われ、台湾の人々をはじめ世界各国の人々を魅了してやまないという。

京都観光NAVI  京都2015年3月のイベント情報(京都市産業観光局観光MICE推進室)

2015年2月24日

さがの人形の家「おひなさま」展

雅楽雛

日 時: 2015年2月25日(水)~4月5日(日) 10:00-17:00(月曜休館)
会 場: さがの人形の家(京都市右京区嵯峨鳥居本仏餉田町
料 金: 一般800円・中高生500円・小学生200円
詳 細: http://okatsuji.ac.jp/sagano/

2015年2月22日

コダック製フィルム大幅値上げの衝撃

Kodak Portra 160 and Fujicolor Pro160NS

昨年来ピンホール写真用にコダックの4x5ポートラ160を愛用してきた。新聞の仕事をしていた頃、一時的に使ったことがあるが、私にしては珍しくネガカラ―フィルムである。ネガカラ―は色素が弱く、変褪色しやすいという欠点がある。しかしリバーサルだと後処理で加工がし難く、面白味がない。アナログとデジタル技術の融合を目指す私にとって、カラ―写真はネガが良いと気付いたからである。ところで最近10枚入りの4x5をヨドバシカメラで買おうとしら、何と9,500円もする。こんな筈じゃなかったと購入履歴を調べたら前は4,290円だった。ポイント還元があるので実質価格はもっと低いが、1枚当たり950円である。隣りにあった富士フイルムのPro160NSは6,600円、20枚入りだから1枚当たり330円で、およそコダックの1/3である。後者を買ったのは言うまでもない。なお、値上げに関しては1月末にアナウンスがあったようだが、気付かなかった。いずれ富士フイルムもコダックに追随してこのような値上げをするのだろうか。

PDF  主要フィルム価格表(2015.2.4現在)の表示とダウンロード(PDFファイル 207KB)

2015年2月20日

車折神社のパワーストーン

車折神社の祈念神石(京都市右京区嵯峨朝日町)

摂末社「芸能神社」の玉垣
最近は針孔写真機を片手に神社巡りをすることが多くなった。京福電鉄北野線の終点、帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅で一両のワンマンカーを乗り換え、嵐山本線の車折(くるまざき)神社駅で降りた。いずれも京都の難読駅名として知られている。目の前が車折神社の裏参道で、しばらく歩くと夥しい数の朱塗りの玉垣が目に飛び込んでいた。摂末社である「芸能神社」の玉垣で、芸能人が技芸上達を祈願して奉納したものだ。お気に入りの芸能人の名を見つけたのだろうか、朱塗りの板垣をバックに二人の若い女性が自撮り棒を使って記念写真を撮っていた。本殿に引き返したがこちらは金運・良縁・学業を祀る神様である。社伝によると「後嵯峨天皇が嵐山に遊行した際、社前で牛車の轅(ながえ)が折れ、動かなくなったことから、ご神威を畏れ、門前右側の石を車折石と呼んだ」そうだ。従って「石」に対する信仰が厚く、石をモチーフにした円錐形の立砂を祀った「清めの社」がある。ここでお祓いを受けた「祈念神石」を授かり、持ち歩くと願い事が叶うという。願いが成就して奉納された石が、訪れる受験生を励ましているようだ。表参道を南に抜け、大鳥居をくぐり、三条通りに出て京都バスに乗って帰路についた。

2015年2月17日

SAVE! 高江・辺野古 サウンドパレード&県庁前ピクニック

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2月21日(土)
12:00~15:30「県庁前ピクニック」@県庁前広場
16:00~ 「サウンドパレード」国際通りを県庁前から牧志公園まで

・お昼から県庁前ピクニック!
・辺野古や高江の写真を展示します
・自分で焼いたクッキーやケーキをみんなでシェアして食べよう!
・高江フラ
・ムギちゃんライブ
・辺野古の話 (浦島悦子さん、鈴木雅子さん)
・宮城康博さんのお話

Facebook  沖縄うまんちゅ大行動

2015年2月16日

イスラーム国の呼称変更統一の困難


中東のテロ組織IS(イスラーム国)に対しNHKが「過激派組織IS=イスラミックステート」と呼ぶようにしたそうである。理由は「この組織が国家であると受け止められないようにするとともに、イスラム教についての誤解が生まれないように」とウェブサイトで説明している。国名でないことは十分に浸透していると思われるし、それにイスラミックステートはイスラーム国を意味する英語をカタカナ表記にしただけで、真の意味での呼称変更とは言えない。イスラーム国という呼称は、例えば中国では「伊斯兰国」と呼ぶように、依然多くの国で使われている。日本で問題になっている背景には、東京ジャーミイの「犯罪者、テロリストたちをイスラム国と呼ぶことは、あたかもイスラームという宗教がテロを行う怖い宗教という間違ったメッセージを日本の方々に伝えかねません。いやすでにそういったイメージを持たれた日本人の方々も少なくないのではないかと思われます」という、マスメディアに対する呼びかけがあり、日本在住のムスリムへの配慮があるのだろう。それではどう呼べばいいのか? 駐日トルコ大使は「DAESH、ISIL等の表現を用いる例がある」と指摘している。イラクとレバントのイスラーム国の略語ISILは国連、日本政府、米国が正式に使用している用語だが、略称としてはイラクとシャームのイスラーム国を意味するISISもある。実はISILもISISも旧称で、昨年6月にIS(イスラーム国)と改めたという事実を押さえておく必要があるだろう。DAESHは「ダーイシュ」と読むが、アラビア語داعشの翻字 "al-Dawla al-Islamiya fi Iraq wa ash-Sham" の略称である。これはISISのことで、フランスで使われているという。固有名詞の現地音主義に沿えば、アラビア語 الدولة الإسلاميةの翻字 "ad-Dawlah al-ʾIslāmiyyah" のカタカナ表記「ダウラ・アルイスラミーヤ」が一番相応しいと思われるが、これは日本では普及しないのではないだろうか。アラビア語の「アル=カーイダ」が浸透した先例があるが、いささか時期を失した感がある。というわけで決定打が見当たらず、呼称の変更統一の困難を感ずる。

2015年2月13日

過激派組織ISの英字機関誌最新号を読む

DABIQ #7 の表紙

過激派組織IS(イスラーム国)の英字機関誌"DABIQ"の最新第7号が、画像共有サイト"JustPaste.it"に昨日12日に掲載されたので、ざっと目を通してみた。表紙に「私はシャルリー」のポスターを持ったフランスのムスリムの写真を掲げている。単にこの写真を見ると「なんだ、ムスリムも風刺新聞シャルリー・エブド紙襲撃テロを誹謗してるじゃないか」と解釈しそうだが、同誌は「偽善から背信へ」というタイトルをかぶせている。つまり皮肉と批判を込めているのである。巻頭記事では、ふたりの日本人殺害に関し、身代金目的ではなく、日本政府を辱めるのが目的だったと書いている。そして日本は平和憲法があるにも関わらず、アフガニスタン戦争で米軍などを後方支援、イラク戦争では自衛隊を派遣したと説明している。またヨルダン軍パイロットに対する火あぶり処刑がイスラームの教義に反するという非難に対しては、有志連合軍の空爆で住民が巻き添えで焼死、同じ方法による反撃であると反論、正当化しようとしている。機関誌の体裁を見ると、明らかに経験を持ったプロの編集者の手によるもので、広報戦略の一端を窺い知ることができる。誰でも閲覧できるが、残酷な写真も含まれているので、この点は要注意である。

2015年2月6日

イスラーム恐怖症 "Islamophobia" について


昨日2月5日の毎日新聞電子版によると、イスラーム過激派組織IS(イスラーム国)による日本人質事件で、名古屋市中村区のイスラーム礼拝所「名古屋モスク」へ脅迫や嫌がらせの電話が相次いでいる、という。モスクの代表役員で、パキスタン人のクレシ・アブドルワハブさんは「イスラームは平和の宗教であり、過激派組織とは無関係だと知ってほしい」と訴えている、そうだ。危惧していたことが日本でも現実化しているようだ。おそらく嫌がらせをしている人は、イスラーム文化を十把一絡(じっぱひとからげ)に捉え、その多様性について無知なのだろう。例えばスンニ―派と、シーア派とでは同じひとつのイスラームなのかと思うくらい根本的に違うのである。嫌イスラーム、あるいは反イスラームの風潮が跋扈しているのは、こういった一部の無知な日本人の間ばかりではない。アメリカでは「Islamophbia」という言葉が生まれている。所謂イスラーム恐怖症という造語だが、これは宗教に対する偏見と憎悪の気持が込められている。2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロ以降、頻繁に使われるようになったが、言葉と基本的概念の両方が批判されている。ウィキペディア日本語版「イスラーム恐怖症」にも詳しいが、イスラーム文化のサイト「IslamiCiyt」の用語解説(英文)も是非読んで欲しいと思う。この用語がいかに民主主義に反するかを説いている。

2015年2月5日

PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015

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会 期: 2015年3月7日(土)–5月10日(日)
休 場: 月曜日(ただし3/9、5/4は開場 京都府京都文化博物館のみ4/27は開場)
会 場: 京都市美術館・京都文化博物館・京都芸術センター・堀川団地・鴨川デルタ・ほか
主 催: 京都国際現代芸術祭組織委員会・一般社団法人京都経済同友会・京都府・京都市
照 会: 京都いつでもコール Phone: 075-661-3755(8:00−21:00)
詳 細: http://www.parasophia.jp/

国際交流と文化の集積地・京都を舞台に世界の第一線で活躍するウィリアム・ケントリッジ、サイモン・フジワラ、アリン・ルンジャーン、ヤン・ヴォー、田中功起など作家36組が参加するPARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015。主な会場は、京都市美術館と京都府京都文化博物館。歴史ある建物の全館が現代芸術で埋め尽くされるという今までにない空間が展開されます。

2015年2月4日

第6回藤村直樹記念「君こそは友」コンサート

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胎    動
1960年代、何かが生まれ始めようとしていたあの時代。フォークソングと出会い、それぞれの想いを込めて歌い続けてきたシンガーたち。約半世紀の時を経て集い、歌う。新たな潮流の芽生えを求めて…。

日    時2015年4月18日(土)/19日(日)17:00開場/18:00開演(21:00終演)
会    場ライブハウス「拾得」(京都市上京区大宮丸太町上る Phone:075-841-1691)
出    演4月18日(土)小室等・こむろゆい・有馬敲・永井よう・下野松美・おくむらひでまろ・桝井耕一郎・小暮はな・杉本Q仁美
4月19日(日)中川五郎・村上律・グパパス・ジャグバンド・古川豪・長野たかし&森川あやこ・バグンヘ・おつる
料    金予約¥4,000 当日¥4,500(両日とも1日)
予    約jittoku@hotmail.co.jp(上記の電話もしくはEメールアドレスまで)
世 話 人中川五郎・下野松美・勝木徹芳・長野たかし・おくむらひでまろ・桝井耕一郎・藤村美幸

2015年2月2日

京あるきin東京2015

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日 時: 2015年2月4日 (水) 12:30~20:00
会 場: KITTE 1階 アトリウム / 4階 ホール&カンファレンス(JR「東京駅」徒歩約1分
詳 細: http://kyoaruki.jp/events/view/110
主 催: 京都市・京都商工会議所・京都市観光協会・京都創生推進フォーラム

PDF  フライヤーの表示とダウンロード(PDFファイル 3.00 MB)

2015年2月1日

今年の世界ピンホール写真デーは4月26日(日)です


毎年4月の最終日曜日は世界ピンホール写真デーWorldwide Pinhole Photography Day)で、今年は4月26日(日)です。この日に制作されたピンホール写真をウェブサイトにアップロードすると、ギャラリーに掲載されます。ちょっと先になるのですが、私が管理しているFacebookグループ「ピンホール写真」にジョン・ニール氏からプロモーション用画像の投稿がありましたので、ここに紹介します。開催日が迫れば新たなフライヤ―ないしポスター用の画像がウェブサイトに掲載されると思いますので、またお知らせする予定です。

WPPD  Welcome to the Worldwide Pinhole Photography Day Website