2013年1月31日

富士の新型X100s登場はちょっぴり悔しい


愛用している富士フイルムのデジタルカメラX100が突然おかしくなってしまった。シャッターを押すたびに露出が変わってしまう。大阪のサービスセンターに持ち込んだら、シャッターに不具合が生じているという。修理を依頼したが、なんとレンズユニットを交換するという話。つまりシャッターとレンズが一体となっているとのことである。フィルムカメラでは考えられないが、もしかしたら修理を容易にするために、このように各部品をユニット化しているのかもしれない。帰りに富士フイルムフォトサロンで2月23日に発売になる後継機X100sを見せて貰った。ボディに「S」の字を刻んであるだけで、外観はほとんど同じだが、中身はまるで違う。ローパスレス構造によるセンサーが搭載されているのである。普通のセンサーはモアレ(干渉縞)を防ぐため、わざと画像をボカすローパスフィルターを使っている。

ところが富士のX-Transセンサーは画素の配列をランダムにし、モアレ現象を防いでいる。ローパスフィルターがないので当然のことながら画像が鮮明になるという仕掛けである。昨年2月、横浜で開催されたCP+2012の富士フイルムのブースでこのセンサーを搭載したX-Pro1が展示されていた。これを見たとき、X100に搭載されていればと悔しい思いをしたものである。私がX100を買ったのは2年前だけど、今回のように修理して使おうと思っている。時節柄サイクルがく日進月歩のデジタルカメラ、新型登場は仕方ないとも思う。でもやはり新しく買うのもちょっと躊躇われるし、ちょっぴり悔しい。

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