今日1月19日はジャニス・ジョプリン(1943年1月19日 - 1970年10月4日)の誕生日である。米タイム誌が電子版で「70回目の誕生日おめでとう」という写真特集を組んでいる。日本なら「生誕70周年」といった表現をするので、ちょっと違和感があるかもしれないが、欧米ではこのように故人に対しても「誕生日おめでとう」という表現をすることが多いようだ。ジャニスの履歴の詳細に関しては他に譲るが、彼女との出会いについてちょっと触れておきたい。ザ・バンドの解散コンサートがカリフォルニア州サンフランシスコのウインター・ランドで開かれたのは1976年だったが、そのセミドキュメンタリー映画『ラスト・ワルツ』が日本で公開されたのは1978年夏だった。ロードショウを見逃した私は、吉祥寺の二番館でこの映画を観た。場所ははっきり覚えていないが、うらぶれた、いかにも二番館といった佇まいであった。二本立てで、もうひとつが1974年に制作されたドキュメンタリー映画『ジャニス』だったのである。モントレー・ポップ・フェスティバルから、人前に姿を現した最後の瞬間と言われる高校の同窓会での映像まで収録された、伝説の映画である。流れた"Me And Bobby McGee"は今でも耳にこびり着いて離れない。1970年10月4日27歳、アルバム『パール』の録音のため滞在していたロサンゼルスのホテルでジャニスが死亡しているのが発見された。そのLPは私の宝物になっている。
Me and Bobby McGee - Janis Joplin
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