小選挙区制のマジック(画像クリックで拡大表示) |
同党が衆院選で惨敗したのはご存知の通りである。私は比例で同党に一票を投じたが、それは脱原発を明瞭に主張していたからに他ならないからだった。やはり仄かな期待があったのである。その期待というのは、自公への牽制、そして「第三極」とマスメディアが騒いだ日本維新の会へ票が少しでも流れないで欲しいという願いでもあった。結果を見ると、議席獲得に繋がらなかったものの、維新の会が比例区で異常なほどの支持を受けたのである。これは反民主党への意思と理解できるが、脱原発を標榜した未来の党へは流れなかったと言えるのである。比例区での得票を見ると日本共産党より下回っているのである。選挙後、嘉田由紀子がなんと「橋下さんと共同行動、十分にある」と表明したが、これにはさすが呆れてしまった。要するに知事と党首の兼務について、同じく政党協同代表を兼ねる橋下徹大阪市長の主張に賛同するというものであった。これには批判が集まったようで「今後、改めて熟慮」と弁解に追われる始末になった。次の正念場である来年の参院選まで、残り時間は少ない。反原発の流れを国政レベルで纏めるには知事をやっている暇はないはずだ。未来の党に未来を託すなら知事を辞めるべきである。私は彼女のあるべき姿として、同党を去って、滋賀県知事として大飯原発などの原発再稼働を阻止、母なる琵琶湖を守って欲しいと思っている。
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