2012年12月17日

はじめて日本共産党に一票を投じたけど

ある光景  京都市中京区西ノ京銅駝町

京都1区は6人が立候補するという激戦区になったが、日本共産党の穀田恵二氏に投票した。当初は白票を投じるつもりだったが「脱原発」の視点で思い直すことにしたからだ。みんなの党の平智之氏も原発再稼働反対を表明していたが、改憲賛成、TPP参加賛成ということでパスした。前回は民主新顔に2万票以上の差をつけられ、からくも比例で復活した自民前職の伊吹文明氏が今回は京都1区の議席を奪還した。投票結果は自民、維新、共産、みんな、民主、諸派候補の順で、伊吹氏の得票率は33%だった。自民の議席獲得数が過半数を超えたようだが、同党が有権者の過半数の支持を得ているわけではない。1区で一人しか当選しない小選挙区制の弊害である。穀田恵二氏は比例代表近畿ブロックで復活当選した。政策すべてにおいて同意できるので同氏にしたが、実は共産党の候補者に票を投じたのは今回が初めてである。

私は日本共産党のシンパではないし、むしろこれまでは距離を置いてきた政党である。その理由を書くとキリがないが、党名がやはり私にとって壁になっている。ソ連邦解体後、世界で多くの共産党が改名または解散する中で、この党名を維持してることに抵抗感を持ってしまう。綱領によれば、目指しているのは民主主義革命で、資本主義の枠内で可能な民主的改革である。この点は同意できるし、さまざまな政治的局面で正しい発言をしている。特に3・11以降は一貫して反原発の立場をとってきたことは評価できる。またネットに流れる「しんぶん赤旗」の記事も、正直言って私の「偏見」を和らげるものが多々あった。比例区は日本未来の党に投じたが惨敗した。母体である「生活が第一」は元々民主党の一派だし、俄か党首となった嘉田滋賀県知事のクリーンイメージだけでは得票を重ねることが無理だったようだ。

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