手描き金箔の羽子板( 田中彌) |
ところで先月25日、北野天満宮の縁日「天神さん」で素朴な、決して豪華ではないが懐かしい羽子板を見つけた。見入っていたら、子ども時代の正月風景が突然フラッシュバックしてきた。小学校四年の春、一戸建ての家が並ぶ新興住宅街に引っ越したから、その前のことである。公営の共同住宅だったので棟と棟の間に空き地があったし、比較的大きな広っぱもあった。そこで凧揚げや独楽回し、竹馬、面子(めんこ)遊びをしたことが鮮明に想い出される。羽根つきは女の子のものだったが、何度か中に入れて貰って遊んだような記憶がある。羽子板は写真のようなものだったが、真ん中の「ジャックと豆の木」の図柄は記憶にない。一番左の絵は今の少女漫画に見られるキラッキラ星の瞳だが、いつ頃作られたものだろうか? 漫画の歴史を参照すると何か手掛かりが掴めるかもしれない。
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