ドナルド・トランプ米次期大統領とメラニア夫人との安倍昭恵元首相夫人のスリーショット写真を眺めていたら、学校法人森友学園の籠池泰典前理事長と妻の諄子氏とのスリーショット写真がオーバーラップし始めた。同学園の「瑞穂の國記念小學院」の建設予定地だった大阪府豊中市野田町の国有地だった。当時、安倍昭恵首相夫人は同小学校の名誉校長に就任することが予定されていた。鑑定評価額9億5600万円の国有地を、新設小学校用地として実質200万円で購入したと公表された。なぜそんなことが可能になったのか? 近畿財務局から有利な取り計らいを受けたことについて籠池氏は「安倍昭恵さんとの写真を近畿財務局の担当者に見せた」という。つまり森友事件の発端はこの写真だったのである。2014年(平成26年)4月25日、昭恵夫人は初めて森友学園で講演を行った。その後、学園が取得を目指していた問題の国有地を籠池夫妻の案内で訪れ、3人で一緒に写真におさまったのである。実はすでに公式サイト「瑞穂の國記念小學院」は存在しないのだが、事件が発覚してから名誉校長として紹介されていた安倍昭恵首相夫人の顔写真と挨拶文が削除された。よほどやましいことがあるのだろう。国会で追及された元首相は「引き受けていることで子どもたちや保護者に迷惑をかける。妻と話し、退くことになった」と説明すし。逆ギレ気味に森友学園側との「無関係」を強調したが、関係ないなんて誰も信じなかったのは言うまでもない。削除された昭恵夫人の挨拶文は以下の通りだった。
名誉校長安倍昭恵先生:籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび瑞穂の國記念小學院の名誉校長に就任させていただきました。瑞穂の國記念小學院は、優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます。そこで備わった「やる気」や「達成感」「プライド」や「勇気」が、子ども達の未来で大きく花開き、其々が日本のリーダーとして国際社会で活躍してくれることを期待しております。
籠池泰典氏は2017年3月23日の参院予算委員会の証人喚問で、2015年9月に安倍昭恵首相夫人から「安倍晋三からです」と封筒に入った100万円の寄付を受け取ったと証言した。大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く購入した経緯については「政治的な関与はあったのだろうと認識している」と語った。この100万円について籠池氏の長男、佳茂氏は、籠池氏の側にいた著述家の菅野完氏による「捏造であり、報道テロです」とツイッターに書いている。籠池氏は以下のように話した。曰く「安倍昭恵さんから100万円を受け取ったのは事実。そのことは当時、森友学園の寄付簿にも記載している。しかしその寄付簿は検察の捜索で押収された。補助金詐欺とは何の関係もないはずだが、いまだに戻ってこない。菅野さんは、私が100万円を昭恵さんに返そうとした時、真ん中に白い紙を挟んで両端だけお札の偽札束を用意し、私に手渡した。私はそのことを知らずにテレビカメラの前で見せたから、みんなに偽物だと知れ渡った。菅野さんが100万円に関与したというのはそういうことだ」云々。国有地売却問題で、学園の籠池泰典前理事長が2017年6月21日夜、安倍昭恵首相夫人が開いた東京都千代田区の居酒屋「UZU」を訪れた。訪問後、記者団に対し「昭恵氏から寄付を受けた100万円を返却しに来たが、受け取ってもらえなかった」と話したという。以上「オールドメディア」の記事をまとめてみた。
日本人としての誇り・貢献・達成力の確保 国家有為の人材育成 | 瑞穂の國記念小學院 (PDF)
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