釣り文学が好きだけど釣りはしない人を「アームチェア・アングラ―」と呼ぶ。左右両側に腕木(肘掛け)の付いた椅子にかけて釣り文学楽しむ「疑似釣り師」である。野外に出ずに部屋で野鳥図鑑や野鳥博物誌を楽しむ人はさしずめ「アームチェア・バードウオッチャー」と呼ぶべきかもしれない。実は私、この両方に当たるズボラ人間である。書籍を上げたらキリがないが、前者ならアイザック・ウォルトン著『完訳 釣魚大全』 (角川選書 72)エドワード・グレイ著『フライ・フィッシング』 (講談社学術文庫 2156) 井伏鱒二著『川釣り』(岩波文庫 緑 77-2)開高健著『私の釣魚大全 』(文春文庫 か 1-2) など、後者なら高野伸二著『フィ-ルドガイド日本の野鳥』(日本野鳥の会)W・H・ハドスン著『鳥たちをめぐる冒険』(講談社学術文庫 1021)ギルバート・ホワイト著『セルボーンの博物誌』(講談社学術文庫 1018)などがお好みである。
野鳥に関しては回数はは少ないけど、日本野鳥の会の「探鳥会」に参加したことがある。ところが昨今、加齢と共に足腰が弱り、山野を歩くのが困難になってしまった。そこで庭に果物などをぶら下げて鳥寄せをするようになった。春先は繍(めじろ)など小鳥がくるようになったが、鵯(ひよどり)に追い払われる始末。そこで思いついたのがガーデン・バードウオッチング用の巣箱の設置である。自作している時間がないので日本野鳥の会の通販ページから四十雀(しじゅうから)用をとり寄せた。野鳥の繁殖期は初夏だが、巣箱の存在と位置を知らせるために、秋や冬に空っぽの巣箱を設置し、春から初夏にかけて営巣してくれるのを待つためである。さてどうなるだろうか、春よ来い、鳥よ来い。下記リンク先は日本野鳥の会のショッピングぺージである。
光学機器、図鑑、野鳥観察用アウトドアグッズ、野鳥をモチーフにした雑貨の販売 | 日本野鳥の会
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