2012年8月14日

ナチスの党旗にたとえられた旧陸海軍の旭日旗


十六条旭日旗(大日本帝国陸軍の軍旗)

大日本帝国海軍軍艦旗
ロンドン五輪が終わったと思ったら今度は高校野球。テレビ、特に多チャンネルを使って中継したNHKはまるでスポーツ専門局の趣と思うのは私だけだろうか。多額の放映料を払っただろうし、受信料を拒否する気持ちが理解できる。ところで五輪男子サッカー日韓戦で韓国の朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手が「独島(竹島の韓国および北朝鮮側名称)はわれわれの領土」と書かれた紙を持って走り、国際オリンピック委員会(IOC)は同選手の表彰式参加を拒否、メダル授与を保留している。8月12日の韓国紙中央日報日本語版によると、ネットユーザーが「旭日旗のほうが問題だ」と指摘しているという。選手が競技場に持ち込んだわけではないのだが、日本に対し「欧州でナチスを象徴する旗を掲げ応援するのは想像もできないこと」と主張してる点は留意すべきだろう。十六条旭日旗は旧大日本帝国陸軍の軍旗で、ナチスの党旗ハーケンクロイツ(逆鉤十字)と相通ずるものがないとは言えないからだ。ただ旭日旗といっても旧海軍のそれは旭日の位置が真ん中ではない。また現在の海上自衛隊旗など、酷似したザインの旗があり、実際に五輪会場に持ち込まれたものがどの旗なのか不明である。しかし多くの人はハーケンクロイツと左右逆の卍字(まんじ)を区分けできないだろうから、旭日旗に似たものであれば誤解を受けるに違いない。旭日旗が日本の「帝国主義の象徴」という指摘は前から韓国、中国人の間から指摘されている。そういう意味では日の丸も同じく忌まわしい歴史を持っていると私は考えている。スポーツそのものは嫌いではないが、国旗の下で争う五輪大会はどうしても好きになれない。旭日旗を国際大会の応援席に持ち込むのは、いらぬ刺激を与えるし、余りにも不用意な行為だと言わざるを得ない。

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