2012年8月15日

軍靴の響きが聞こえてきた


日の丸の寄せ書き(予科練平和記念館蔵)

これは茨城県稲敷郡阿見町にある「予科練平和記念館」が所蔵する日の丸の寄せ書きである。寄贈者は被災地福島に住む元予科練生で、1944(昭和19)年6月1日に土浦海軍航空隊(現陸上自衛隊土浦駐屯地)に入隊した時に肩にかけていた日の丸だそうである。予科練というのは「海軍飛行予科練習生」の略で、飛行兵養成制度の一つであった。私はこういった資料を見るにつけ、日の丸と君が代は戦争と直結したもので、なぜ戦後の日本が国旗、国歌にしたか理解できない。できれば廃棄、新た公募したら良いと思っているくらいだ。そんなことをもし大阪の橋下徹市長の前で呟いたらどんな反応があるだろうか。橋下市長といえば、彼が代表の「大阪維新の会」が国政進出に向け、自民党の安倍晋三氏に参加を要請したという。まさに正体見たり、実に酷い。万が一次の選挙で大量当選すれば、憲法9条の存在が危ぶまれる可能性も否定できないことになりそうだ。奇しくも今日は日本が戦争に負けた日である。軍靴の響きが聞こえてきた。

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