2011年12月18日

次のステップの生命を担う落ち葉


落ち葉 京都府立植物園(京都市左京区下鴨半木町)Fujifilm Finepix X100

今年の京都の紅葉は綺麗ではなかったという意味のことを数回にわたって書いた。人それぞれ主観があるし、すべての名刹を訪ねたわけではないから、ちょっぴり反省している。ただ地球温暖化によって、植物に微妙な変化が起きている、そんなことが脳裡に走っているのかもしれない。ところで紅葉した葉はやがて落ちる。なぜ落葉するのだろうか。落葉樹が秋になり、気温が下がってきても緑の葉をつけたままだと、光合成能力が落ちて植物体を維持できなくなってしまうという。だから葉を落として休眠するというのだ。そして散った葉は昆虫や微生物の糧となる。彼等によって分解された落ち葉は腐葉土となり再び栄養として森の木々に吸収される。見事な自然の仕組みではある。枯れて落ちたは葉は一見悲しいけど、次のステップの生命を担っていると思うと、何故かほっとする。

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