2025年1月24日

第47代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの風刺漫画五選

Berend Vonk
Ramses
Hassan Bleibel
Fahd Bahady

当ブログに「バイデンは政治風刺漫画の主役になれるだろうか」という一文をポストしたのは2021年1月28日だった。前任のドナルド・トランプが風刺漫画化家の間で抜群の人気があったからだ。トランプ政権は大統領自ら民族・人種・性別による偏見を表明してマイノリティー迫害を助長し、批判を受けるとフェイクニュースだと強弁した。その派手な政治プロパガンダゆえに突っ込みどころも多く、恰好の材料だからだ。ジョー・バイデンの政治姿勢は若干地味で、風刺漫画が減った感があったのは否めない。そして再びトランプの登場である。第一次世界大戦中、ヨーロッパでは政治的プロパガンダを目的に漫画が使用された。ほとんどすべての有名な新聞や雑誌が、国内および最前線での戦争を支援するために、政治的な風刺漫画を作成して掲載した。風刺漫画は庶民の目線を神髄とするわけだが、戦時下ゆえに心理戦もしくは宣伝戦の色彩が濃く、いささかユーモアに欠けるきらいがあった。その政治風刺漫画は、民主主義社会において重要な役割を果たしてきた歴史があり、その存在意義は今後も失われることはないだろう。現代のメディア環境の変化に対応するために、絵筆がスタイラスペンにプラットフォームがソーシャルメディアへと変化したのはご存じの通りである。オランダのアムステルダムを本拠に置く政治風刺漫画の国際ポータルサイト Cartoon Movement に連日トランプ大統領就任を題材にした作品が寄稿されている。その政治風刺漫画5点を抜粋してシェアすることにした。

cartoon movement  A global platform for editorial political cartoons and comics journalism | Cartoon Movement

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