2019年2月6日

写真共有サイト Flickr とクリエイティブ・コモンズ

無料プラン会員の1,000点を超えた写真が削除される

昨年11月、写真共有サイト Flickr が、無料プランの容量を1TBから、写真と動画1,000点までに制限し、あわせて1,000点を超えた分を削除すると発表した。有料プランへの移行を促した措置のようだったが、私は無料プランのままで、アップグレードをしなかった。2月5日から削除作業が開始されるという予告があった。

削除警告と有料プランへの勧誘

CCライセンス(表示-非営利-改変禁止)
どうなってるか調べてみたが、きょう2月6日現在、特に変化がなく合計5,761点はそのままだ 。実はこれに関し、クリエイティブ・コモンズのライセンスでアップロードされていた写真は、削除対象に含めないとアナウンスされていた。クリエイティブ・コモンズとは、インターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません」という意思表示をするためのツールである。実はこのブログの記事を含め、Flickr にポストした写真にこのシステムを導入している。クレジットを表記する限り、作品をダウンロードし、共有することを他の人に許すが、どのような形でも改変することを許さず、営利目的で利用することを禁止するという設定をしている。雑誌『アサヒカメラ』がネット上の「盗用」を問題視する特集をしているようだが、私自身は著作権に関し、いささか寛容な考え方を持っている。営利目的やクレジットを抜いた転用は問題だが、共有によって優れた写真が拡散することは、あながち悪いことではないと思うからだ。削除作業には日数がかかる可能性があるので+1,000点の行方はまだ不明である。

追伸:USA TODAY の記事によると、削除作業開始は3月12日に延期されたようです。(2月8日)

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