2018年12月28日

さようなら 2018 年 安倍晋三が首相である不幸

北野天満宮(京都市上京区馬喰町)

写真は今月25日、北野天満宮の縁日「終い天神」で撮影した骨董羽子板である。やれやれ今年も終わったと思うと共に、この時期に交わされる「良いお年を」という挨拶が躊躇われる。壊憲を虎視眈々と窺う安倍晋三の影がちらつき、軍靴の響きが日ごとに大きくなってきたからだ。
  • 3月28日;衆参予算委員会で森友学園への安倍総理や昭恵総理夫人の関与についてに否定
  • 5月18日:米国を除く環太平洋パートナーシップ協定の新協定 TPP11 の承認案が可決
  • 5月25日:働き方改革関連法案を本会議終了後に衆議院厚生労働委員会で同法案を可決
  • 6月15日:統合型リゾート実施法案を衆議院内閣委員会で自公明と日本維新の会の賛成多数で可決
  • 9月20日:自由民主党総裁選挙執行され現職の安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破り3選
  • 12月8日:外国人労働者の受け入れ拡大を目的とした出入国管理法改正案を参議院本会議で強行採決
  • 12月5日:衆議院厚生労働委員会で水道法改正案が採決を強行して可決
  • 12月14日:名護市辺野古の新基地建設を巡り政府が護岸で囲った埋め立て区域に土砂を投入
列挙してみたが、見落としている事案があるかもしれない。前エントリーで国際捕鯨員会脱退について触れたばかりだが、国際協調を欠いた暴挙で、外務省が慌てて「国際連盟脱退と異なる」と弁解する始末である。捕鯨に関して日本は孤立状態にあったが、それが助長されてしまうことに気づかないようだ。東京五輪や大阪万博に夢を託すのは愚かだ。その先にあるのは方舟に乗って漂流する惨めである。

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