2012年9月1日

橋下徹+安倍晋三=新帝国主義の不気味

The New Order, New York: G.P. Putnam's Sons, 1941. Hermann Goering (center), Italian dictator Benito Mussolini (left), and Hideki Tojo, Prime Minister of Japan (right).

大腸に悪性腫瘍が見つかり、入院、手術をした。幸い初期発見で内視鏡による腫瘍切除手術で済んだ。腫瘍の組織検査で、ガン細胞が粘膜下層(脂肪層)あるいはその奥の筋肉層に達してないことが分かった。従って取り敢えず転移の危惧は免れたようだ。私はスマートフォンを持っていないので入院中はネットと離れることになった。持ち込んだ文庫本とテレビのニュース番組を見ることで時間を潰した。一昨日の30日、大阪市は中之島公会堂で、東日本大震災で発生した岩手県のがれきの焼却灰を埋め立てる計画について説明会を開いたが、橋下徹市長が吊るしあげに会う事態になった。橋下徹は反対してるのは会場の500人に過ぎず、外に出ればみな賛成している、というワケの分からない弁解をしていた。思惑通りうまく展開せず、テレビには映らなかったが、最後は強制的に説明会を打ち切るという暴挙に出たようだ。怒ってる大阪市民はたくさんいるのである。ことあるたびに容赦ない批判をして欲しいと思う。

やはり新聞とテレビだけではニュースの裏側が見えないことを痛感した。ところで政局が大きく動き、メディアの関心は自民党の総裁選、民主党の代表選に移ったようだ。前者に関しては、安倍晋三元首相が俄かに注目を浴びてるようだ。もしかしたら安倍晋三は離党し、大阪維新の会が作る新党の党首に納まるのではないかと危惧したが、そうではなく自民党の総裁選に立候補、選出されるかもしれないという。つまり自民党の議員、党員にとって民主党との連立より、維新の会との連立構想のほうが人気が出て、選挙で勝てそうだからだ。安倍晋三は保守主義、橋下徹は新自由主義で若干イデオロギーが違うが、ふたり合わせれば新帝国主義と言っても過言ではないだろう。万が一このふたりがこの国の舵取りをするようになったら、憲法9条破棄を言いだすに違いない。そして戦争への道を転がり落ちる。不気味だ。

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