2021年2月14日

進化するテレビと受信料の不可解

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ネットワーク機能搭載のテレビ画面

画面のチラつきが酷いままなので新しいテレビを購入した。SONY 製 4K 液晶テレビ BRAVIA KJ-43X8500H で、ひと回り大きい。4K は 4キロを意味し、水平(横)方向に3,840(約4,000)画素、垂直(縦)方向に2,160(約2,000)画素。つまり横に約4,000画素あるから 4K と呼ぶ。テレビは大画面で見ると「粗さ」が目立つようになるが、高精細画質だとt近距離でも細部まで高精細な画質を表示する。地デジやブルーレイなど 4K に満たないフルハイビジョン映像も 4K 映像に自動変換するので見え方が変わってくる。昨今のテレビの特長はインターネット利用が可能で、その一部のコンテンツを享受できることだ。さっそく Wi-Fi(無線LAN)接続の設定をしたみた。リモコンで行うパスワード入力がちょっと心配だったが、画面に現れた仮想キーボードの英数を十字キーで拾うだけで、思っていたより簡単にできた。

動画サイトを楽しむアプリケーション

ついでに Google にログインしたが、メールアドレストパスワードも難なく入力できた。この機能を搭載したテレビを Android TV™ と呼ぶが AirPlay 2 も搭載されている。従って Android™ スマートフォンからも、アップルの iPhone からもタップするだけで簡単に、大画面で楽しめる。ところで話は飛ぶが、1950年に制定された放送法では、テレビなどの受信設備を持つ世帯や事業者は NHK との契約義務があると定めている。支払い義務についての記述はないが、この法律を根拠にNHKは受信料を徴収している。時代は変化している。黎明期の受像機はは NHK を主体としたテレビ放送しか映らなかった。そしてその予算は国会が審議するので、政権の顔色を窺うという弊害も否めない。しかし21世紀の現在、テレビ画面はテレビ放送を映すためだけの道具ではない。利用目的が多様化しているにも関わらず対応が追い付いていない。受信料を徴収したいなら、受信契約しない限り NHK の放送が映らないようにすれば済むことである。

PDF  公正取引委員会「放送分野の動向及び規制・制度」の表示とダウンロード(PDFファイル 2.47MB)

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