2021年1月18日

鼻孔をマスクで覆わない人たち

mask

新型コロナウィルス感染症パンデミックの影響により、マスクが生活の必須アイテムとなって久しい。朝日新聞電子版によると、大学入試センターは大学入学共通テスト初日に、東京都内の会場で、監督者の注意に従わずに鼻を出したままマスクを着け続けた受験生ひとりの成績を無効にしたという。この受験生は地理歴史・公民、国語、外国語を受験した際、それぞれの監督者から鼻を覆うよう計6回注意されたが従わなかったようだ。入試センターは「せきなどの症状はなかったが、意図的に鼻を出していたため、総合的に判断した。息苦しくて時折マスクから鼻を出すことは不正ではなく、あくまで受験生が繰り返しの注意に従わなかったため」と説明したという。であれば仕方ない決定だったのだろう。しかしあくまで入試センター側の一方的な主張で、成績無効の可能性を伝えられても何故かたくなに拒否したのか、その理由が不明な点がやなり気になる。ただ鼻孔をマスクで覆わないのは着け方としては間違いである。感染者がくしゃみをすれば、ウィルスが飛翔するからだ。

正しいマスクの着け方
間違った×マスクの着け方

この受験生ばかりではない。バスや電車の中で鼻孔をマスクで覆わず、しかも大声で話している人を見かけることがある。注意しようと思うことがないわけではないが、逆ギレされ、怒鳴られるかもしれない。だからそれこそ飛沫を避けるようにして、近づかないことにしている。日本人は公共の場所での道徳やマナー意識が高いと言われている。しかし公共交通機関での携帯電話通話、路上喫煙、自動車の中からペットボトルや、飲み干した缶コーヒーの空き缶を、中央分離帯の草むらにポイ捨てするなど、残念ながら現実はそうではない。

health 日本衛生材料工業連合会「マスクの着け方のポイント・他」の表示とダウンロード(PDFファイル)

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