2020年9月2日

妖怪政治家たちの暗闘

妖怪変化の暗闘

来年秋までの一年間、麻生太郎がリリーフするだろうという情報が流れていてウンザリしていた。ジャーナリストの佐藤章が朝日新聞の論座デジタル版に寄せた「安倍・麻生」vs「二階・菅」によると、当初は強気の「安倍・麻生」組が優勢だったが、その後「二階・菅」組の多数派工作が功を奏して形勢逆転。これに麻生の不人気が輪をかけていたが、その後、昨年に引き続き逮捕された、秋元司衆院議員関連の検察情報が「安倍・麻生」組に入ってさらに形勢再逆転したという。ころがこの数日の報道によると、菅義偉が自民党総裁有力候補として俄かに浮かび上ったようだ。さぞかし壮絶なタッグマッチが展開されたに違いないが、再々逆転の裏に何があったのだろうか。佐藤章は次のようなツイートもしている。

何らかの根拠に基づくツイートかと思いここに転載したが、余りにも大胆で、鵜呑みにすることが憚れる。ただ検察が安倍のスキャンダル「森友・加計・桜」に関心を持っていることは間違いないだろう。菅はスポークスマンとして8年弱に渡り「問題ない」を連呼し、安倍を助けてきた。そしてその代わりに、ことの真相を知ることになった。しかし安倍は今井尚哉補佐官などの官邸官僚に取り込まれ、次第に菅を遠ざけるようになった。特に新型コロナウィルス感染症に対する完全に外していたことが記憶に新しい。ふたりの関係は極めて微妙である。菅はいわば「首相の犯罪」を熟知している。だからいつ暴露されるか、戦々恐々として、安倍の心は休まらないに違いない。語学に堪能とは思えないので、持病を抱えたままの海外逃亡は無理だろう。

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