布団に描かれた山鉾(部分) 北川商店(京都市中京区西洞院通り丸太町下る) Fujifilm Finepix X100
月が変わって長刀鉾町の町内一同が稚児や禿と共に八坂神社に参拝し、神事の無事を祈願する「お千度」が行われ、いよいよ祇園祭がスタート、祇園囃子が聴こえてきた。この季節になると市内の商家がショーウィンドウに祇園祭にちなんだ飾り付けをするが、それを覗くのが私の愉しみのひとつである。例えば今年はまだ訪れていないが、四条通の京人形店「田中彌」には、見事に細工された山鉾のミニュチュアが陳列される。写真は昨日撮影したもので、中京区の布団屋さん「北川商店」の丸太町通に面したショーウィンドウに飾られた掛け布団である。正確には「鏡」で、布団の中央部分に使われる生地のこと。昭和41(1966)年、丹後で織られた正絹の生地に手描きされたものだという。祇園祭は17日の山鉾巡行でそのピークを迎え、31日の疫神社夏越祭で長い祭事の幕を閉じる。
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