2020年4月23日

アベノマスク狂騒曲異聞


フェイスマスク
政府が配り始めた布マスクが集中砲火を浴びている。安倍首相が4月1日、全世帯に2枚配布すると表明したところ、不評の嵐となった。エイプリル・フールじゃないかと皮肉る海外メディアもあったという。マスクの確保と郵送などに必要な経費は合わせて466億円もかかることが分かった。束から2枚取り出し、封筒に詰めるには膨大な手間がかかる。金と労力を浪費する、実に馬鹿馬鹿しい施策である。さらに追い打ちをかけるように、カビや汚れの付着、虫、髪の毛の混入などの報告が相次いだ。ネットでは「アベノマスク」と嘲笑されているが、この愚策を主導したのは誰だろうか。週刊文春電子版によると、佐伯耕三首相秘書官が「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」と首相に進言したという。佐伯を秘書官に引き上げたのは、経産省の先輩にあたる今井尚哉首相秘書官だという。10万円現金一律給付に反対したのは今井尚哉補佐官だった。医療の専門家でない官僚がこの国のコロナウィルス対策を牛耳っているのである。ところで一般人のマスク着用を不要としてきたアメリカ政府が対応の見直しを迫られたようだ。マスクが普及するアジア諸国で比較的感染拡大が抑えられていることが背景にある。ところで口を覆うマスクをアメリカでは Face Mask と呼ぶが、フェイスマスクは日本ではスキンケア用のシートを指すことが多いようだ。Mask は仮面、あるいは覆面という意味だから、日本式表現のほうが正しいと思われる。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は単に Cloth Face Coverings(布製フェイスカバー)と表現、その作り方を下記リンク先で紹介している。鼻の上から顎の下までを覆うもので、その意味でも小さな「アベノマスク」は不合格である。

coronavirus CDC: Use of Cloth Face Coverings to Help Slow the Spread of COVID-19

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