2019年3月13日

写真共有サイト Flickr 無料プランの容量制限を開始


昨年11月、Flickr が、無料プランの容量を1TBから、写真と動画1,000点までに制限し、あわせて1,000点を超えた分を削除すると発表した。有料プランへの移行を促した措置のようだったが、私は無料プランのままで、アップグレードをしなかった。当初は2月5日から削除作業が開始されるという予告があったが、ユーザーが抗議したため、バックアップの猶予期間を設け、3月12日(米国時間)に延期された。その作業が始まったようなので、どうなっているのか気になり、アクセスしてみた。予想していた通り5,760点の写真はそのまま残っている。というのは3月8日付け Flickr ブログの「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス作品および故人の遺作は削除対象には含めず」という記事を読んでいたからである。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは、インターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を使って構いません」という意思表示をするためのツールである。
  1. クレジットを表記する限り作品をダウンロードし共有することを他の人に許す
  2. どのような形でも改変することを許さない
  3. 営利目的で利用することを禁止する
私は Flickr 上の自分の写真に対しては以上のような設定をしている。ただ共有されては困る100点余りの私的非公開写真は、クリエイティブ・コモンズを援用していないので、今後削除されるかもしれない。画像ファイルの保存は基本的にはローカルディスクだが、クラウド上では Flickr から Google フォトに移行して久しい。しかし一挙に4,000点以上の写真が一挙に消えてしまうのは寂しいので、実はホッとしている。

flickr  Update on Creative Commons licenses and "In Memoriam" accounts. March 8, 2019

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