A view of the so-called Loch Ness Monster, near Inverness, Scotland, April 1934.
新聞各紙10月25日付電子版によると、理研(理化学研究所)は、国際出願していたSTAP細胞作製法の特許について、複数の国で出願の継続手続きをとったという。論文は撤回されたが、STAP細胞の存在は完全に否定されてはいないとし、検証実験も続けていることから、特許取得の手続きを進めることにしたという。発明者には、理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子「博士」も含まれているそうだ。これを読んだ私はスコットランド北部、ネス湖のネッシーを思い出した。1934年に写真が公開されて以来、多くの目撃例が報告されてきたが、未だに存在を立証できない未確認動物である。首をひねる動物学者が多いにも関わらず、その存在を期待する人が多いようだ。おそらく一般にはネッシーの存在が、完全に否定されていないというのがその理由だろう。論文が撤回されたにも関わらず、特許取得手続きという理研の措置は、科学のシロウトにはとうてい理解し難い。ネッシーにロマンをかき立てられている夢想家と同類に見える。
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