米タイム誌は次期大統領ジョ―・バイデンと次期副大統領カマラ・ハリスを「2020今年の人」に選んだ。ハリスは米国で初の女性、黒人、南アジア系の次期副大統領となった。タイム誌のエドワード・フェルゼンタール編集長は選定理由として「米国のストーリーを変え、共感の力が分断の猛威よりも強いことを示し、悲嘆に暮れる世界に癒やしのビジョンを共有した」と述べたと CNN テレビが伝えている。一方、ドナルド・トランプ大統領は「あなた(トランプ)はアメリカ合衆国大統領であり、選挙では歴代大統領よりも圧倒的に多くの票を得て敗北したと言われています。あなたは最高裁の前に「立つ」ことができないから、素晴らしい州と「介入」するんですね…」とツイート、大統領選の敗北をいまだに認めていない。
しかしロイター通信12月12日付け日本語電子版によると、連邦最高裁は11日、大統領選の激戦4州の結果の無効化を求めた訴えを退けた。テキサス州は、他州の選挙手続きについて訴訟を起こす法的地位を有さないとしたのである。最高裁は8日にも、ペンシルベニア州の郵便投票の無効化を求めた訴えも退けている。敗北を認めず、選挙は盗まれたと主張するトランプ大統領が法廷闘争を続けるのは難しい状況となった。14日には全米で選挙人投票が行われ、バイデンの当選を正式に認定する見通しだ。米国の大統領選が日本でこれほど話題になったことはないと思われる。そしてトランプ大統領の陰謀論を持ちあげた、ここでは敢えて名指ししないが、著名な「右派の論客」が少なからずいたこと。さらにその論調に呼応したトランプ支持者が、Yahoo!ニュースのコメント欄、所謂「ヤフコメ」界隈などをいまだに徘徊しているという異常も特筆すべきだろう。
アメリカ合衆国の歴代大統領とその履歴 | ホワイトハウスの歴史(英文)
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