Dove Bearing Olive Leaf Returns to Ark, Artist Unknown.
このブログをはじめ、ソーシャルメディア Facebook などのプロフィール写真を、右の画像に変更した。オリジナルは著作権フリーのイラストで、鳩が黒だったので反転、くわえた葉に緑色を施した。この画像を Google のアカウントに使おうとしたら「この写真であなただとわかってもらえますか? 顔を認識できません」というメッセージが返ってきた。でも醜悪な自分の顔よりずっとマシということで登録した。アグネス・チャンが、日本に来たころ、鳩をみて「美味しそう」と言ったという有名なエピソードがある。鳩は中国に限らず、ヨーロッパやエジプトなどでも高級食材だそうだが、日本では鳥獣保護法の対象になっている。そのため、駆除のために殺傷することはもちろん、捕獲したり卵を捨てたりすることも禁止されている。ところで鳩は平和のシンボルとなっているが、これは聖書に由来している。日本聖書協会編「旧約聖書」(1955年)創世記第8章8~12節を引用してみよう。
ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、鳩を放ったが、鳩は足の裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。それから七日待って再びはとを箱舟から放った。はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。さらに七日待ってまた、鳩を放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。私はクリスチャンではないが、カトリック教会の聖書講座に1年間通ったことがある。旧約聖書は読み物としても面白い。アダムとイブの物語で神はこの世には悪が力を増したと告げる。アダムとイブの息子のカインは弟アベルを殺し人類最初の殺人事件が起きた。その後人間は増えていくが悪がこの世にはびこり神はそれらの悪を洗い流すため大洪水を起こされた。箱舟に戻ってきた鳩が、神の罰である洪水が終わったことを告げた。オリーブの枝を持つ鳩は、神と人間の和解のシンボル。人間が神との和解によって得た世界を共に築いていくという、平和を象徴するシンボルとなったのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿