2020年2月6日

片眼を閉じると見えてくる病気がある


昨年の夏、左眼の視力が極端に落ちていることに気づいた。片方の眼が悪くなっていても、ある程度まではもう片方の眼が視野や視力を補い、普段の生活では初期症状に気づかなかったようだ。近所の眼科医で細隙灯顕微鏡による眼底検査と、網膜断層検査したところ黄斑性変性と診断された。放置すると失明する可能性があるという。医師の出身校である京大病院眼科を紹介してくれた。治療法はいろいろあるようだが、VEGF阻害剤による治療を施すことになった。アイリーアという薬剤を眼内に注射することにより、新生血管の増殖や成長を抑制する治療法だという。眼内に注射という説明を聞いてたじろいだが、覚悟を決めた。入院は3日間、2日目に注射したが、麻酔が効いていたので痛みもなく、あっという間に終わった。この処置を毎月1回、三カ月間行い、その後は二カ月に1回となり、現在に至っている。新生血管の増殖や成長を抑制する治療法で、眼の状態を完全に元に戻す治療法は現在ないという実に厄な眼疾患だ。下記サイトで黄斑性変性の発見方法から治療まで、詳しい情報を得ることができる。ただ自己判断は避け、眼科医の扉を叩くことを強く薦めたい。

health 加齢黄斑ドットコム:ノバルティスファーマ社の加齢黄斑変性症についての情報サイト

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