元の写真と向きが違う新5000円札の肖像
政府は4月9日、10000円、5000円、1000円の紙幣を 2024 年度上半期をめどに刷新すると発表した。5000 円札のおもて面は、津田塾大学の創始者として知られる、津田梅子の肖像が使われることになったという。元になった写真を探してみたところ、肖像写真が載っている津田塾大学の「津田梅子賞」のフライヤーが見つかった。これをよく見ると左右が逆で、鏡像になっている。和服の前合わせの呼び方は間違えやすいのだが、右手で持った襟を先に合わせることを「右前」と呼ぶ。フライヤーの写真を見ると、和服の着方としては正しく「右前」になっていて、いわゆる「裏焼き」の写真ではない。肖像は紙幣の右寄りに置かれるので、真ん中に視線が向くように反転させたようだ。なぜ逆向きの写真を探し、デザインの参考にしなかったのか不可解だ。
追記:菅義偉官房長官は16日の記者会見で、新5千円札にデザインされた津田梅子の顔の向きが提供元の写真と逆との一部報道の指摘について、問題ないとの認識を示した。(共同通信4月16日)
津田塾大学「津田梅子賞」のフライヤーの表示とダウンロード(PDFファイル 796KB)
追記:菅義偉官房長官は16日の記者会見で、新5千円札にデザインされた津田梅子の顔の向きが提供元の写真と逆との一部報道の指摘について、問題ないとの認識を示した。(共同通信4月16日)
津田塾大学「津田梅子賞」のフライヤーの表示とダウンロード(PDFファイル 796KB)
0 件のコメント:
コメントを投稿