2018年10月10日

ソーシャルメディア Google+ の墜落

2019年8月末に終了する Google+ の一般ユーザー向けサービス

Google はソーシャルメディア Google+ の一般ユーザー向けサービスを来年8月末に終了すると発表した。個人情報関連バグ発見と「使われていない」というのがその理由だという。私は開設当初から参加している。というのは同社のブログ Blogger を使っているが、投稿すると自動的にそのタイトルとサマリーが同期するからだった。当初、かなりの数のフォロワーがつき、フォローバックした。ところがある日 Gmail の連絡先が異常に増えてしまった。調べてみると、私がフォローした人たちのデーターが流れ込んだのである。今はそんなバグはないと思われるが、当時、慌ててすべてのフォローを削除してしまった。そういう訳で、今はブログ情報の自動同期だけで、ソーシャルメディアの機能を使っているとは言えない状態である。同サービスは2011年6月に開始されたが、3週間で1800万人ものユーザーを獲得したという。そして2013年10月には、約5億4000万人を超えたと発表された。さて「使われていない」ということだが、ソーシャルメディアラボの9月の動向データによると、Google+ の月間アクティブユーザー数は3億人となっている。ソーシャルメディアの経営に関しては不案内だが、日本では利用率が低く、海外でも登録ユーザー数は多いが、アクティブ率が低めなのだそうだ。そして「どうも使い方がわからないうちに使われなくなってしまっている印象」を受けるそうである。Facebook や Twitter などと比べると、確かに直観的な操作ができないという感じは否めない。しかし真の廃止の理由はやはり Google+ のソフトウエアに欠陥があり、約50万人分の個人情報が流出した恐れがあることが発覚、将来的な不安材料が潜在すると判断したからではないかと私は推測している。

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