入団会見で17番のユニフォームを羽織った大谷翔平選手 Photo by ©USA TODAY Sports
米メジャーリーグのエンゼルスへの移籍を決めた大谷翔平選手が12月9日(日本時間10日)、カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで公開入団会見に臨んだ。いささか野球オンチの私だが、元気を貰える明るいニュースだった。ご存知、大谷選手は「二刀流」で知られる。二刀流は両手で刀または剣を持って戦う剣法で、巌流島で佐々木小次郎と決闘をした宮本武蔵のそれが馴染み深い。英語でもやはり同義の Dual Wield だが、西部劇の二丁拳銃を思い出す。投手と打者を兼任する野球選手を指す英語は Two-Way Player だが、最近では Dual Wield と表現する米メディアもあるようだ。大谷選手がエンジェルスを選んだのは、メジャーリーグでも「二刀流を続けたい」という気持ちだったからという。プロ入りした当初は、二刀流に対し野球関係者からは否定的な意見が多かったが、その後の活躍により次第に認めるようになったようだ。そういえば高校野球では投手で4番打者という選手が結構いる。センスがある選手は本来、投打に優れているのかもしれない。大谷選手が利用したポスティングシステムでは「25歳未満でプロ経験が6年未満の選手」の契約金の上限が抑えられるそうである。今季がプロ選手として5年目。来年オフの移籍であれば多額の契約金を得られる可能性があったのだが、あくまでメジャーリーグ挑戦の夢を早く叶えることに拘ったようである。この辺りが何とも清々しい。ヤンキースを蹴ったのは小気味が良かったし、気候が温暖なアナハイムを本拠地にするエンジェルスを選んだことは賢い選択だったと思う。おっと、これ以上書くとボロが出そうだ。来季開幕後の活躍を期待したい。
MLB: Shohei Ohtani Press Conference at Angels Stadium, Anaheim, CA
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