松尾大社(京都市西京区嵐山宮町)
元日に配達してもらうには25日までということで、一週間ほど前に年賀状を投函した。毎年のことだが、通信面は印刷なので、せめてもと思い宛名は万年筆で書いた。例年、干支の図柄は避けてきたが、今年は戌年にちなんで、子どもを災難から守る張子、犬筥(いぬばこ)の写真を使った。写真は今日27日、松尾大社拝殿に飾られただ大絵馬で、高さ3.2メートル、横5.5メートル、重さ90キロもある。大きさを実感していただくため、7歳の坊主に立って貰った。十二支は順序を表す記号であって動物とは関係がないそうだ。人々が暦を覚えやすくするために、身近な動物を割り当てたという説があるようだ。動物のイメージがあるからこそ現代までかろうじて残ったのだが、その顕著な例が年賀状の図柄なのだろう。生まれ年を干支で言いながら、生まれ月は星座というのも、日本的な和洋折衷で面白いと思う。私の場合だったら未年の双子座生まれということになる。ところで松尾大社の大絵馬にもある通り来年は平成30年。2019年4月30日に今上天皇が退位するので、再来年の正月が平成の最後の絵馬になる。昭和がますます遠くなってしまったことに深い感慨を禁じえない。暮もいよいよ押し迫り、残すところあと僅かとなってしまった。それではどうぞ良い年末年始をお過ごしください。
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