HELLO 2017 ©Clay Jones
ニュース雑誌 THE WEEK 電子版の風刺漫画特集を見ると、圧倒的に多いのがトランプ次期米大統領を主役にしたものである。写真はそのうちの一枚、クレイ・ジョーンズの作品である。各紙の電子版をブラウズすると、日本のマスメディアは風刺漫画に関しては低調である。頑張っているのは英字紙ジャパン・タイムズくらいだろうか。その点、海外の新聞、雑誌には優れた風刺漫画が掲載されているのが、ネットを通じて窺える。風刺、特に政治風刺に登場するのは、やはり時の著名政治家である。日本の安倍首相を描いたものも少なからずある。かつての王者はオバマ大統領だった。ところが昨年多かったのは大統領選に出馬したトランプ氏だった。オバマ氏もそうだが、トランプ氏は漫画になりやすい風貌をしている。そしてその言動が恰好のテーマになった。今年もやはり主役はトランプ次期米大統領が本命。続くのはロシアのプーチン大統領だろうか。風刺漫画には大いなる皮肉、時には毒が盛られている。描かれた本人たちがどう感ずるか興味深いが、その点に関しては情報不足である。いずれにせよ、風刺漫画に登場する政治家が時の人であることは間違いない。
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