2013年7月13日

祇園囃子が聴こえてきた


山鉾巡行を描いた布団 北川商店(京都市中京区西洞院通り丸太町下る)

この季節になると市内の商家がショーウィンドウに祇園祭にちなんだ飾り付けをするが、それを覗くのが私の愉しみのひとつである。例えば今年はまだ訪れていないが、四条通の京人形店「田中彌」には、見事に細工された山鉾のミニュチュアが陳列される。写真は一昨日撮影したもので、中京区の布団屋さん「北川商店」の丸太町通に面したショーウィンドウに飾られた掛け布団である。正確には「鏡」で、布団の中央部分に使われる生地のこと。昭和41(1966)年、丹後で織られた正絹の生地に手描きされたものだという。山鉾建てが進む京都市の中心部で昨12日、5基の鉾による曳初めが行われた。祇園祭は17日の山鉾巡行でそのピークを迎え、31日の疫神社夏越祭で長い祭事の幕を閉じる。

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