先の東京都議選で日本共産党が議席を伸ばしたのは、投票率が低く、組織票が効いたのだと思った。ところが昨7月8日の朝日新聞に掲載された世論調査結果を見て少し考え方が変わった。つまり投票先を答えた人に、その気持ちの強弱を尋ねてみたところ、「強い」が最も多かったのは公明投票層の77%、次いで自民投票層の63%で、共産投票層は58%だったというのだ。つまり共産投票層のほうが自民のそれを下回っているのである。同党を強く支持しているのは58%に過ぎなく、あとはいわば無党派層と言えそうだ。過去エントリー「はじめて日本共産党に一票を投じたけど」に書いた通り、私は日本共産党のシンパではない。しかし民主党が反自公勢力の受け皿でなくなり、そして野党共闘が進まなかった今、再び共産党に一票を投ずる気持ちに傾いてきた。朝日の世論調査は私と同じ考えの人が潜在することを暗示している。アベノミクスとやらでは「第三の矢」が放たれたそうだが、せめて一矢でも報いてやろうという気持ちから、共産党は支持はしていないが一票、という心理が働いても不思議ではない。共産党は参院選で議席を増やすだろう。
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