朝日新聞デジタル版によると、太陽光発電事業への出資をめぐって詐欺容疑で告訴された投資会社トライベイキャピタル(東京都千代田区)について、東京地検特捜部が19日に家宅捜索したことが関係者への取材でわかったという。同社は山猫総合研究所の三浦瑠麗の夫である三浦清志が代表を務めている。自身のシンクタンクのホームページで「今般、私の夫である三浦清志の会社が東京地方検察庁による捜索を受けたという一部報道は事実です。私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございますが、捜査に全面的に協力する所存です。また、家族としましては、夫を支えながら推移を見守りたいと思います」とコメントした。東京大学同学部、同大学大学院出身の「国際政治学者」いう看板が、テレビのコメンテータとして重用された理由だろう。家宅捜査を受け、レギュラー番組だったフジテレビ系「めざまし8」およびテレビ朝日系「朝まで生テレビ!」の出演を取りやめた。トライベイキャピタルの株を半分所有していること、菅内閣の有識者会議である成長戦略会議の委員になり太陽光発電のライバルである洋上風力を攻撃したり、夫の会社トライベイキャピタルに対する援謹射撃的な発言や資料提出を行ったことなどが背景にあるからだろう。東京地方検察庁による捜索を受けたわけだが、さらに逮捕に至れば傷口が広がりダメージが大きくなるだろう。
自粛というより、炎上や不祥事を避けたがる傾向が強いテレビ局のプロデューサーが、おそらく彼女に引導を渡したのだろう。舛添要一は「思いつきで奇をてらって発言しても、すぐにメッキがはげてしまう。彼女がその典型例だ」、ひろゆき(西村博之)は「学者を名乗っている人が言っている言葉は重い。学者が嘘ついたら不味いじゃん」と外野席からヤジが飛んでいる。三浦瑠璃といえば2022年7月、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演した際、天皇と上皇の葬儀「大喪の礼」を「たいものれい」と言い間違えたため、ネットで集中砲火を浴びたことが記憶に残っている。皇室典範第25条に「天皇が崩じたときは、大喪の礼を行う」とあるが、確かに「大喪」は「たいも」とも読む。しかし条文はいわば固有名詞で「たいそうのれい」と読めない三浦瑠麗は基本的な教養に欠け、政治学者として恥ずかしいの一言につきる。気になるのは彼女の主張は「天皇陛下の国葬は行われるのに、安倍元総理の国葬はいけないというのはおかしい」という点である。つまり安倍晋三の「国葬」と天皇の「大喪の礼」との比較は、安倍晋三の「国葬」で彼を天皇と並ぶ権威化したいという意図が見え隠れしたことである。ところでテレビの情報バラエティー番組が時事問題を「娯楽として」取り上げているが、酷いコメンテータが多い。床屋の政治談議と喝破すれば、目くじらを立てるまでもないかもしれないが。
三浦瑠麗 | 天皇陛下と同じように安倍元総理は国葬すべきである | ワイドナショー | フジテレビ
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