オーディオマニアはオーディオマニアであることを自称するという。オーディオに凝ると「電線病」を患らう可能性があるという。より高音質を求めてケーブルを取っ替え引っ替えする性癖である。病気ではなく、これまたこれを自称するマニアが多いようだ。スピーカーのケーブルを交換したことがあるが、音質が向上したか、私の聴覚ではわからなかった。変化しないという前に、変化に気付く人がいるということを忘れては駄目である、とマニアは警告する。おそらく私の場合は加齢による聴覚の劣化なにだろう。それはともかく音の違いが顕著に変化するのはスピーカーであることは言うまでもない。レコードプレーヤーのカートリッジも音質を左右する。CDプレーヤーの場合はD/Aコンバータかもしれないが、デッキを交換した際、私にはこれまた分からなかった。
BOSE 201V |
オーディオ愛好家がもうひとつ強調するのが電源である。オーディオ売り場には図太いケーブルが付いた電源タップが置いてあり目を丸くする。オーディオ用の壁コンセントまで売っている。発電所から家庭に届くまでに電気はノイズで汚れるという。さらに冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、照明器具などの電気製品が汚れを加速するそうである。その汚れを浄化すればオーディオ装置の音質が向上するというのである。加齢と共に聴覚が劣化した私には無理である。私はどうやら電線病に感染しないようだ。音質向上のためには出費をいとわないマニアは、1万円札が千円札程度にしか感じていない人たちかもしれない。某通販サイトで「オーディオ製品ってぼったくり過ぎてやしないかい?」というカスタマーレビューがあり思わず笑ってしまったことがある。常にコストパフォーマンスを念頭に置くし、いたずらに高価なものを欲しいとは思わない。第一その資金力がない。オーディオマニアというとお金をつぎ込むハイエンド製品ユーザーを連想しがちだが、私は低価格ローエンダーなのである。私は2系統のオーディオ装置を持っているが、上掲の写真はそのメインシステムである。左側上からDNP-730RE(ネットワークオーディオプレーヤー)DCD-755RE PMA-39(CDプレーヤー)PMA-39RE(プリメインアンプ)、そして右側にあるのがDP-300F(ターンテーブル)で、すべて DENON製の廉価なエントリ―モデル。これに BOSE のスピーカー 201V を繋いで聴いているが、これで十分である。というわけで私はオーディオ愛好家ないし音楽愛好家を自称するが、オーディオマニアを自称できないようだ。
頭がおかしいと思われがちな? オーディオマニア 23 タイプの属性を主観で分類してみた
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