遅ればせながら高機能グラフィック編集ソフトウェア GIMP をインストールした。フリーウェアのオープンソースソフトウェアでありながら、有償グラフィック編集ソフトウェアに匹敵する、高機能のレベルを備えているという。Linux・Windows・Mac OS X・Sun OpenSolaris・FreeBSD などの環境に対応しているが、私は Windows 版 2.10.22(2020-10-04)をダウンロードした。デジタルレタッチ、オリジナルアートワーク作成、グラフィックデザインが可能だが、フォトレタッチを主眼とし、以下の機能を試用することにした。
技術評論社(2020年) |
- トリミング
- 合成
- 明るさ/色合いの調整
- シャープネス調整
- フィルタ加工
- 修復ブラシ
- レンズの傾きによる視点の歪み修正
- レンズのバレルディストーション
- クローンツールを使用した不必要部分の除去
- パースペクティブ視点でのオブジェクトクローン化
- その他
要するにデジタルカメラで撮影した写真の画像処理なのだが、これは普段 Adobe Photoshop でしている作業である。ツールボックスなど、Photoshop とはインタフェースが当然違うので、ちょっと戸惑ったが、そのうちに慣れるだろう。私は大昔に購入したパッケージ版 Photoshop CS4 を未だに使っているのだが、新たに導入するならクラウド上で利用する Photoshop CC ということになる。利用料は 3,480円/月、26,180円/年 となっている。簡易版の Photoshop Elements はパッケージ版だが、実勢価格は2万円弱である。GIMP の実力が Photoshop CC に匹敵するなら実にありがたい。現段階では試用期間が短いので、しばらく使ってからから私なりの評価を結論したい。インストールの際に言語選択のプルダウンメニューが出るが、日本語はない。しかし English を選択しておくと、何もせずに日本語モードになる。不思議だがパッチを当てるなどの手間が省けるのが嬉しい。それにしても無償ソフトに本格的な解説書籍が、数社から出版されているのに驚かされる。しかしこれは人気の裏付けと言って良いのだろう。なお開発チームは11月6日に開発バージョン GIMP 2.99.2 を発表した。次期メジャーリリースの GIMP 3 に向けた最初のステップで、レイヤーの複数選択、レンダーキャッシュ、複数言語でのプラグイン開発などを導入したという。
Download GIMP 2.10.22 (2020-10-04) for GNU/Linux | Mac OS X | Microsoft Windows | All
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