Taco Method Developing with DIC DSP-1F BK Tank
135から8x10まで揃っていたネオパン ACROS 100 |
現時点では海外製品に頼ることになるが、イルフォードやコダックのフィルムが比較的入手しやすい。大判4x5黒白フィルムは自家現像がお勧めだ。7年前の2012年に「大判4x5シートフィルムの自家現像」という一文をポストした。JOBO の回転式現像タンクを使った方法だったが、リールにフィルム装填する場合、ミスが起こりがちであった。それにこの現像タンクは入手が困難で、余りお勧めできるものでなかったかもしれない。そこで今回はもっと安価で簡便な方法を紹介したい。ご覧のようにフィルムを輪ゴムで丸めて現像するという方法である。フィルムの形がメキシコのトウモロコシ料理のタコスに似るので、欧米ではこれを Taco Method(タコ式)と呼んでいる。タンクは DIC(旧大日本インキ化学工業)の小型密閉容器 DSP-1F BK で、なんと360円で市販されている。液量は約1,000ccで、1:1の希釈現像するにしても500ccの原液が必要である。図のように回転式にすれば、処理液の量を減らすことができる。なおステンレスタンクが好みの場合は、深さが4インチ強のサイズを探すと良いと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿