2019年6月8日

開花した平野神社の斑入額紫陽花

平野神社(京都市北区平野宮本町)

雨が続いたので梅雨入りかと思ったが、目が醒めると曇り空で降っていない。5月下旬にポストした「夏草や君わけ行けば風薫る/正岡子規」で、平野神社の斑入額紫陽花(フイリガクアジサイ)について触れたが、散歩がてら、その後の様子を窺いに出かけた。青い実のようだった中心部の蕾が開花、周囲を取り巻く白い萼片(がくへん)も成長している。斑入額紫陽花は前回書いたように、葉に白い斑が入っているのが特長だ。花は花びらが主役なのに、葉に惹かれるという不思議な紫陽花だ。というか、開花前でも鑑賞できるから、人気があるとも言えそうだ。江戸時代に品種改良された園芸種で「恋路ヶ浜」の名がついている。何やら故事来歴がありそうなので調べてみたが、愛知県田原市の恋路ヶ浜とも関係ないようだし、その名の由来は不明である。

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