2019年6月18日

ウィンドウズ 10 アップデート顛末記


5月21日から Windows 10 バージョン 1903 の提供が始まったが、私のところにも通知が来たのでインストールした。1903 では「Windowsサンドボックス」「パスワードレスのサインイン」「不要なアプリケーションをアンインストール」といった新しい機能が加えられたが、なかでも私が興味を持ったのは「RAW 画像形式のサポート」である。Microsoft ストアから公式の Raw Image Extension をダウンロードしてインストールするだけで、RAW 画像のサムネイルとプレビューを表示できるようになった。この拡張機能は、一般的な RAW 画像フォーマットのほとんどをサポートしているようだ。表示されたサムネイルをクリックすると Windows 10 のアプリケーション「フォト」が起動、写真の整理や閲覧ばかりではなく、明るさや色味の変更、傾きの是正やトリミングなどの写真加工ができる。またプロパティダイアログには EXIF データも示される。撮影したカメラに適応したソフトを起動せずに、エクスプローラのみで作業できるのは便利で有難い。
アップデートして戸惑ったのは、サインイン時に背景画像がボケてしまうことだった。調べてみると、対処方法はレジストリの編集、または透明効果を無効にする、というふたつの方法があるという。レジストリの編集はいささかややこしい。せっかくの透明効果を無効にするのはもったいない。前者の方法については少し勉強してからにしようと思う。そこでサインイン時にロック画面の背景画像表示を「オフ」にして単色に変更。スポットライトと呼ばれる画像はなかなか素晴らしく愉しみだったが、ロック画面のみで我慢と割り切ることにした。どうやらこの変更により、画像の読み込みが省かれたので、起動が若干早くなったような気がする。[*]

Windows 10 言語バー
いくつかの点で、前バージョンの状態に戻ってしまった機能がある。そのひとつが IME 切り替え時に「あ」や「A」が再び一瞬出るようになったことだ。この入力モード切替の通知をオフにしたほうが生理的に好ましい。どうやるのか忘れてしまったのでネット検索したところ、インジケーター領域の言語バーの任意のアイコンを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択し「画面中央に表示する」のチェックを外せばよい、と解説されている。ところが「プロパティ」が出ない。試行錯誤の上、言語バーの一番右、ツールボックスのアイコンを右ではなく、左クリックしたら「プロパティ」が出た。極めて些細なことだが、意外と手こずってしまった。

[*] 再チェックしたところ、この不具合は修正され「サイイン画面にロック画面の背景画像表示する」をオンに変更しても画像がボケなくなりました。(6月28日)

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