2018年8月20日

スポーツの軍事化とオリンピックの政治


登壇者:井谷聡子(関西大学文学部准教授)・北村小夜

日 時:2018年8月28日(火)18:30~20:30(開場:18:15~)
会 場:渋谷区文化総合センター大和田会議室(渋谷区桜丘町23-21 8F)
会 費:500円
共 催:アジア女性資料センター反五輪の会
照 会:NPO法人アジア女性資料センター(渋谷区桜丘町14-10-211)03-3780-5245

ジェンダー/セクシュアリティの観点から2020年オリンピック・パラリンピックの問題を考えるイベントを開催します。現在、スポーツ選手に対する監督・コーチによる暴力や支配の問題が大きく報道されています。選手と監督の関係は、まるで旧日本国軍の上官と、理不尽な要求にも応じざるを得ない状況に追い詰められた兵士のようです。そして、「国」を背負わされ、スポーツ界が軍事化する状況は、2020年に向けた都市開発や祝賀ムードによってあおられ、加速していくことが懸念されます。また、2011年に起きた原発事故の「復興」を目に見える形にすることが、2020年の目的のように感じている人も多いのではないでしょうか。1964年の東京オリンピックは「戦後復興」という大規模再開発を経て開催されました。国際社会に向けて、侵略戦争の記憶を消し去るかのような華々しい演出がされたのです。スポーツの軍事化は、わたしたちの生活や身体にどのように影響し、2020年オリンピック・パラリンピックに向けて、わたしたちはどのように抵抗できるのか、世代の異なる二人の登壇者を迎えて考えます。

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