2016年1月6日

アジアで初めて命名権を獲得した新元素


暮れもまさに押し迫った大晦日の発表だったせいか、理化学研究所のチームが2004年に合成した新元素(原子番号113)が国際学会で理研の発見と認められ、アジアで初めて命名権を獲得したというニュースは大きな評判を呼ばなかったと思う。元素周期表に初めて日本人が名付け親の元素が掲載されることになったわけだが、ノーベル賞に続き、再びの快挙と言って良いだろう。ところで元素周期表だが、高校時代に暗記しようとしたことがある。そこで援用したのが語呂合わせによる覚え方である。いろいろあるが、例えばこんな具合ですある。
H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca
水兵リーベ僕の船七曲がりシップスクラークか
語呂合わせと言えば円周率も思い出す。こんな具合である。
π = 3.141592653589793238462643383279502884197...
身一つ世一つ生くに無意味違約無く身文や読む
ついでながら「いろは」は「色は匂へど散りぬるを我が世誰そ常ならむ有為の奥山今日越えて浅き夢見じ酔ひもせず」と歌うが、これは平安時代末期に流行したそうである。昔から人は記憶法を考案してきたが、その知恵に感服する。欧米の人たちはこのような記憶法を持っているのだろうか? おや、新元素の話題から逸れてしまったようだ。どのような命名になるか興味津津である。

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