2011年5月1日

街角の仏花

仏花 花市商店(京都市中京区六角通烏丸東入る) Fujifilm Finepix X100

草の虫

空に煙落ち まばゆい光に
揺れる母の背で 乳飲み子は泣きじゃくり
四十いくとせ 時は流れ去り
夢を飲込み 草の虫笑う

    あれはあいつは
    この地なのか
    翼失い静かな海原
    そっとそっと 柔らかな着陸を

長い長い行列はもういやだ
毒に染まった 白い粉ふりかけ
ひび割れ写真は やがて剥げ落ち
父なき乙女は 涙をこらえる

胸に下がった 白いハンカチ
大きな時計の 振子に化けて
ピンクのチョークは 小さな命を
描く楽園 花びら散らして

これはメロディが付いた自作の歌詞なのですが、何を歌ったものか解説すると詰まらなくなってしまうような気がします。と書いてしまうと身も蓋もありません。昨今の時勢、例えば東日本の状況などを想像していただければと思います。

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