悪夢の遺伝子組み換え技術に肩入れするビル・ゲイツ
いささか偶然だったけど「ビル・ゲイツが世界中の小規模農家にGMO(遺伝子組み換え作物)を押し付けるキャンペーンに1,500万ドル(約16憶3,000万円)を寄付」という記事が目に止まった。過去4年間にビル&メリンダ・ゲイツ財団が、GMO栽培促進により「世界の飢饉を終わらせる」ことを目標に、ふたつの世界的な運動団体に寄付したという。ひとつは Alliance for Science(科学のための同盟)という組織で、GMOに関する議論を「脱分極」するために2014年に結成された。もうひとつは「2030年までに飢饉ゼロ」という国連の目標を達成できるようにと、2018年に結成された Ceres2030(セレス2030)という組織である。セレスはローマの神話に登場する農業の女神である。いずれもニューヨーク州のコーネル大学に本部を置いている。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団は「アフリカの低収量作物であろうと、ロサンゼルスの低卒業率であろうと、私たちは耳を傾けて学びます」とウェブサイトで主張している。しかし Bioscience Resource Project(生物科学資源プロジェクト)のディレクターであるジョナサン・レイサム博士は、ゲイツ財団がこの目標を達成していないと指摘している。上記「科学のための同盟」は「世界中の農民が気候変動の壊滅的な影響に苦しんでいる。降雨パターンの乱れ、干ばつ、極端な気象現象、害虫の蔓延、植物病害、作物の損失、飢餓。遺伝子工学によって開発されたより良い種子は希望を与えます。しかし、規制の遅れにより、何百万人もの農民がこの命を救う技術にアクセスすることを妨げられている」とGMO推進のキャンペーンを展開しているという。そして何よりも注目すべきは、セレス2030のメンバーがビッグ・アグ(大型農業生産法人)に関わっているという指摘だろう。そのひとりであるコーネル大学教授プラブフ・ピンは、モンサントの役員であるエリック・サックス、および広報担当のベス・アン・マンフォードと深い繋がりがあるという。
アメリカ食品ラベルの読み方 |
ビル&メリンダ・ゲイツ財団は「アフリカの低収量作物であろうと、ロサンゼルスの低卒業率であろうと、私たちは耳を傾けて学びます」とウェブサイトで主張している。しかし Bioscience Resource Project(生物科学資源プロジェクト)のディレクターであるジョナサン・レイサム博士は、ゲイツ財団がこの目標を達成していないと指摘している。上記「科学のための同盟」は「世界中の農民が気候変動の壊滅的な影響に苦しんでいる。降雨パターンの乱れ、干ばつ、極端な気象現象、害虫の蔓延、植物病害、作物の損失、飢餓。遺伝子工学によって開発されたより良い種子は希望を与えます。しかし、規制の遅れにより、何百万人もの農民がこの命を救う技術にアクセスすることを妨げられている」とGMO推進のキャンペーンを展開しているという。そして何よりも注目すべきは、セレス2030のメンバーがビッグ・アグ(大型農業生産法人)に関わっているという指摘だろう。そのひとりであるコーネル大学教授プラブフ・ピンは、モンサントの役員であるエリック・サックス、および広報担当のベス・アン・マンフォードと深い繋がりがあるという。
Food Industry Enlisted Academics in G.M.O. Lobbying War, Emails Show (The New York Times)
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