2018年9月27日

マストドンを試用してみたが…


連合型ソーシャルメディア Mastodon(マストドン)に興味を持ちユーザー登録をしてみた。「Twitter によく似たオープンソースのマイクロブロギングサービスで、名称は中新世から更新世にかけて生息していた大型の象に由来するという。一社が運営する Twitter と違い、多数の企業や団体、個人がそれぞれ独立しながら独自のルールで運営し、相互接続によって投稿をまとめて表示することもできる、連合型 SNS のサービス」と説明されている。ユーザーはインスタンスと呼ぶサーバを選び登録する。複数のインスタンスのアカウントを取得するには、それぞれ別の名のアカウントが必要なので、普通はひとつ選んで所属するようだ。だだ異なるインスタンスのユーザーとコミュケーションが可能で、この機能が特長になっている。最近、日本で2番目に大きいインスタンス mstdn.jp の運営権が譲渡され話題になったが、ユーザー数は 18 万人を超えている。私は 1,400 人強の音楽関係インスタンスを選んでみた。では実際に使ってみてどうか。案の定複数のサーバにまたがること自体のメリットが実感できない。例えば自社サイトに誘導したいと思っている企業にとっては、それなりにメリットがありそうだが、個人ユーザーにとっては不便に見えるのである。
マスコットキャラクター

人間は多様性を持った動物であり、音楽とスポーツ、そして政治という具合に複数の話題に興味を持ったりする。それならばとジャンルにこだわらない、ユーザーが40万人を超える、おそらく世界一の Pawoo.net をちょっと覗いてみたところ、タイムラインに書き込みが洪水のように流れ、ついて行くのがやっとだった。このような点に関して Mastodon はうまく機能していないような気がする。SNS を使う目的は人それぞれだが、同行の士との交流、情報蒐集であることはいうまでもない。これに対して私が取り敢えず選んだインスタンスは、いささか期待外れだった。システムは古くても、Facebook のグループに参加したほうが濃厚な情報が得られそうだ。従って別のインスタンスを探して引っ越ししようと思ったのだが、アカウントの削除がオンラインでできないのだ。削除しようにもそのメニューがないのである。そこでネット検索して調べたたところ、Mastodon の新しいバージョンでは退会設定のページがあるようだ。どうやらインスタンスを立ち上げたものの、何らかの事情で放置している可能性が高い。それを知らずに登録したことを後悔している。もっとちゃんと調べてから参加すべきだったと言えそうだ。Mastodon が Twitter を凌駕するかもしれないという観測がネットの一部で散見するが、その点はいささか不透明である。ただ Twitter に嫌気が差したり、締め出しを食らったりすると Mastodon が乗り換え先として浮上するそうである。

Blogマストドン・インスタンスのアカウントを削除(退会)する方法

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