2016年7月11日

スティーブ・ジョブスと三宅洋平

ウォルター・アイザックソン著・井口耕二訳「スティーブ・ジョブス I II」(講談社2012年)

参議院選挙中、Facebookのニュースフィードに三宅洋平氏(以下敬称略)を応援するメッセージがたくさん流れた。同SNSのフレンドは反原発・反安倍政権というつながりの人が多いからと思う。ところが旧友が同じくFacebook上で、2月5日にツイートされた内容の問題点を指摘していたので読んでみた。


三宅洋平といえば2013年、緑の党の比例区から参院選に出馬、17万を超える票を集めたのに落選した音楽家くらいしか認識がなかった。それがホメオパシー礼賛のツイートをしている事実に驚いた。さらに清義明氏の「陰謀論『田布施システム』とはなにか-三宅洋平氏が信じる日本近現代史とユダヤの陰謀論」を読んで、国会議員に立候補するのはどうかなと疑義を持つに至った。ただ選挙中だったので、個人誹謗は控えるようにした。ところで三宅洋平のツイートからスティーブ・ジョブスの闘病のことを思い出した。

おもちゃをボニーに託すアンディ(トイストーリー3)
ウォルター・アイザックソン著・井口耕二訳「スティーブ・ジョブスII」によると、2003年、ガンの腫瘍が見つかったにも関わらず、ジョブスは、手術でそれを除去することを拒否した。絶対菜食主義を実践、インターネットで見つけた療法や、心霊治療の専門家など、他人から勧められた治療を試した。自然治癒クリニックを持つ医師の勧めに従い、有機ハーブ、ジュース断食、腸の浄化、水治療、負の感情の表出などを熱心にしたという。2008年になるとガン細胞が体中に広がり、痛みに耐えかねた彼は翌年緊急手術を受け入れ、一旦死から生還した。ジョブスがガンと闘ったのは、2010年6月に息子リードが高校を卒業するまでは意地でも生きると決めていたからである。リードはピクサーのアニメ映画『トイストーリー3』の中で、高校を卒業して家を出るアンディとオーバーラップする。怪しげな民間医療に頼らず、現代医学の早期治療を受け入れていれば56歳の若さで他界することはなかっただろう。

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清義明:陰謀論「田布施システム」とはなにか-三宅洋平氏が信じる日本近現代史とユダヤの陰謀論

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