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朝日新聞出版情報サイト「dot.」によると、作家の室井佑月さんが週刊朝日2月5日号で、民主党の岡田克也代表に対し「自民党じゃなく、なぜ共産党と戦おうとしている?」と書いたようだ。けだし名言で、現在の民主党を的確に捉えている。先月30日に開催された民主党大会のあいさつで、岡田代表は「新党結成も選択肢」と述べたそうだ。同党には維新との「合流」に関し、様々な意見が渦巻いてるようで、こんな曖昧な発言になったのだろう。参院選に向けた維新以外の野党との選挙協力も遅々として進んでいない。どうやら共産党との共闘は端からないようで、その裏には日本労働組合総連合会(連合)の意向も強いようだ。そういえば先月末、当ブログに「京都市長選:野党共闘の足を引っ張る民主党」と題して書いたように、なんと自公推薦の現職候補に相乗りしている。京都市の自治労京都市職員労働組合(自治労市職)は連合傘下の自治労に加盟しているが、市長の与党組合なのである。一方もうひとつの組合である京都市職員労働組合(市職労)は 野党組合で共産党に近い存在である。両者がいがみ合ってることは容易に推測できる。こういった背景も民主党が現職候補を推す体たらくになっているのだろう。自前の候補を立てられず、共産党と組むのがいやなら、自公推薦に相乗りするのはやめて、支持者に対しては自由投票にすべきだろう。いずれにしても民主党は戦う相手を間違えている。
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