2016年2月10日

♪ 三条へ行かなくちゃ イノダっていうコーヒー屋へね

イノダコーヒ本店(京都市中京区堺町通三条下る)

統計資料が手元にないが、京都はパン屋、ラーメン店、そして歯科医院が多いような気がする。さらに加えるなら喫茶店だろう。観光客目当てじゃない、生活に密着した古い店が好きである。思いつくままあげると、四条河原町通界隈にある「フランソワ」「ソワレ」「築地」「六曜社」、西陣の「静香」、京大前の「進々堂」、そして聖護院近くのジャズ喫茶「YAMATOYA」などがお気に入りである。今日は久しぶりに足が遠のいていた「イノダコーヒ本店」に寄ってみた。普段はブラックしか飲まないコーヒーだけど、ここでは店が勧めるミルク、砂糖入りを注文することにしている。誰もノートパソコンを広げていないし、誰もスマートフォンを撫でていない、ゆったりした空間。コクのあるコーヒーを飲み干しかけたとき、亡き高田渡さんの名曲「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」の一節「そう、最後の一滴が勝負さ」が脳裡を走った。
三条へ行かなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね
あの娘に会いに なに 好きなコーヒーを少しばかり
おはよう可愛娘ちゃん ご機嫌いかが
一緒にどう 少しばかりっての 俺の好きなコーヒーを少しばかり
ところで外資系の喫茶店の進出はまさに雨後の筍のごとき感がある。例えばスターバックスは、検索してみたところ京都市内になんと25店舗もある。これに比してイノダの京都市内の支店は6店舗しかない。いささか唖然とする数字である。スターバックスは日本の「喫茶店文化」を学んでできたと何かで読んだ記憶があるが、形態はやはり違うと思う。むしろその文化を破壊したと断言できる。そのスターバックスに私は絶対に入らない。確かに飲み物はイノダより安いけど、遺伝子組み換え作物で知られる、農業マフィアとして悪名高いモンサント社を支持してると、かのニール・ヤング先生に教えてもらった。それ以来その気持ちがますます強化されたといえそうだ。そう、♪三条へいかなくちゃ、三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね。

YouTube  高田渡「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」1971年

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