これまで何度かピクトリアリズム(絵画主義)写真について触れてきた。それは主として私が時々トライしているゾーンプレート写真がらみで、いわばなぜ不鮮明な写真を撮るのかという観点からからだった。従って正確には絵画を模倣した写真ということではなかった。ここに掲示した写真は、まさにデジタル時代のピクトリアリズム写真といえる作品である。作者のサラ・ジャレットさんは、1966年生まれの英国人で、ノーフォークの美しい田園風景を撮り続けている。1998年、カラー写真の上にペイントする試みをしたという。その後、デジタル技術を導入、ご覧のように絵画に限りなく近い写真を発表している。ハーネミューレ・ファインアート社のペーパーにインクジェットプリントして販売していて、彼女のウェブサイトから購入できる。
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