2014年10月6日

アメリカ先住民スー族の少女の写真に惹かれる

Katie Roubideaux, Native American girl, Rosebud Sioux. ca.1900
Nebraska State Historical Society John Anderson Collection

インターネット上をストロールするとアメリカ先住民の写真によく出会う。写真はネブラスカ州歴史協会が所有するジョン・アンダーソン・コレクションの一枚である。私が最も惹かれる一葉で、モデルはスー族の少女ケイティ・ロービドーである。スタジオ写真で、飾りで縁どられた服、ビーズを付けたゲートルおよびモカシンを着用、人形を抱えて立っている。ドノヴィン・アーレイ・スプレイグ著『バラのつぼみのスー族(アメリカのイメージ)』(英文 ISBN: 0-7385-3447-1)によると、ケイティは1890年生まれ、父親はサウスダコタ州ローズバッド・インディアン居留地の合衆国公式通訳だったルイ・ロービドーだった。上掲タイトルでは1900年ごろとなっているが、撮影は1898年、彼女が8歳の時だったようだ。

Amazon  Rosebud Sioux (Images of America) Arcadia Pub (2005/8/24) by Donovin Arleigh Sprague

2014年10月5日

四姉妹40年間40枚の肖像写真

2014, Wellfleet, Mass.

1975, New Canaan, Conn.

写真はニコラス・ニクソン氏が撮影した、彼の妻と、その三人の姉妹である。最初の撮影は1975年で、毎年撮影、今年で40枚になった。ニューヨークタイムス電子版で前40コマを見ることができる。11月にニューヨークの近代美術館から「40年間のブラウン姉妹」として出版される。

Forty Portraits in Forty Years:
http://www.nytimes.com/interactive/2014/10/03/magazine/01-brown-sisters-forty-years.html

2014年10月3日

古写真の背景を考察する面白さ

Young England's Floral Alphabet, Clonbrock Estate, Ahascragh, Co. Galway. Circa 1884

写真はFlickrにアイルランド国立図書館が掲載しているものだが、"Young England's Floral Alphabet"というタイトルが付いている。直訳すれば「若いイングランドの花のアルファベット」となるが、これでは意味が通じない。ふたりは姉妹で、テーブルの上に広げているのは、花文字のアルファベットが書かれたブロック。どうやら知育玩具であることが分かる。とするとブロックに「若いイングランド」と冠するのはちょっと違和感がある。そこでネット百科事典ウィキペディアで調べたところ「ヴィクトリア朝時代の政治グループ」という説明があった。ヴィクトリア女王が英国を統治していたのは1837年から1901年の期間だから、確かにこの写真が撮られた時代と一致する。しかしこの政治グループが知育玩具を作っていたかは不明である。ふと思いついてテーブルの下に転がってる箱を拡大してみたら、なんと"Young England's Floral Alphabet"と書いてあるではないか。つまりアイルランド国立図書館の担当者はこれを見てタイトルを付けたのである。さてこの先はあくまで想像に過ぎないが、"Young England"はメーカーのブランド名じゃないだろうか。さらにネット検索を続けたところ、同名の子ども服店が英国にあることを発見した。販売しているのはクラッシックな服で、まさにヴィクトリア朝時代を彷彿させるデザインである。ただ残念ながらホームページには沿革の記述がなく、19世紀から続いている店かどうか不明である。何らかの繋がりがあるかどうかメールで尋ねてみようと思っている。というわけでこの写真のすべてを解明できたわけではないが、背景をあれこれ考察する作業は面白い。

2014年10月1日

米国ジャズ史の克明壮絶なポスター

Highlights of the Jazz Story in USA Poster

イラストは米国ジャズ史を克明に描いたポスターで、制作はハンブルグのピーター・フォン・バートコウスキ氏である。価格はEUR19,00(2630円)制作者サイトおよびヨーロッパのアマゾンが取り扱っているが、日本アマゾンは現在在庫品切れのようだ。ポスターのサイズは27x39インチ(約70x100センチ)でびっしり書き込まれたインフォグラフィックに啞然とする。画像をクリックするとさらに拡大するが、細かい文字までは判読できないかもしれない。ただ情熱が籠った壮絶なポスターであることは感ずると思う。